大学構内の桜はほぼ満開だった
でも、門の所の桜だけはそんなに咲いてなくて
枝ばかりが目立っていた
毎年恒例のクラスの写真撮影を、もっと咲いてたら良かったのになぁなんて友人と言い合いながら撮った
この写真を撮るのも最後
最終学年って言うのは、なんだか何にでも哀愁を感じてしまうのかも
昨日は新年度のガイダンスで、だいたい2ヶ月ぶりくらいに大学の人たちと会った
春休みの会わなかった間に、就活を始めて
その間、私は全然友人と出かけたりしなくて
友だちなんていたっけ…大学で私一人ぼっちなんだっけ……?
とか、ちょっと本気で思ってた
だから、4年生になるのにガイダンスがちょっと不安だった
昨日の朝、
電車で2時間かけて大学の最寄り駅に着いた
やっぱり2時間もかかるんやなぁ…なんて思いつつ歩いてたら、すぐ目の前をクラスメイトが通った
バシッって腕を叩いて挨拶した
そのクラスメイトは特に仲がいい人だから会えたのが嬉しくて、つい。
春休みはどうだった、卒業後どうするとか話しながら大学に着いた
そして、久しぶりにいつも一緒にいる友人たちと合流した
その友人たちと話してる時ふと、普通に笑えてる自分に感動した
うわ、私笑ってるわぁ…って
同い年とたわいもない話をするなんて、久しぶりだから新鮮だった
それで、最近ご飯食べに行った友人に会ったり、この前一緒にライブ行った友人に挨拶したり、
バイトも一緒だった、よく一緒に出かける友人を見かけて、そんなに会わなかった訳じゃないのに懐かしいなぁなんて思ったり
まえ入ってた部活の友人とたまたま会えたり、同じアパートに住んでた人とも挨拶したり、私のバイト先によく買い物に来て話すようになった人とも挨拶したり…
なんて言うか、
私ちゃんと大学通ってたんやなぁ
と思った
(今も通ってるんだけどね)
なんにも成長してなくて、
人とフレンドリーに関わるのもあんまり得意じゃなくて
クラスメイトでも気軽に話す人なんてほんと数える程しかいないけど
人と関わりを持てていたんだなぁ、
なんもなくて、1人で必死こいて生きてる気が最近してたけど
大学に行けば、私と挨拶してくれる人がいるし…
最近こんなことがあったんだーと話してくれる人もいる
就活中って、企業の方や見知らぬ就活生としか会わないことが多くて
自分の事で手一杯で
なんだか1人で戦ってる気がしてるけど
どこかに私が居てもよくて、居心地がいい場所があるんだと知れると、とても嬉しい
今年は桜を見ると、大学の友人たちが思い浮かぶ
大学で友人と笑い合うこのたわいもない日常は
いつの間にか私の支えになっているんだと気づいた