なついろ

気の向くままに

バイトを辞めたくなった時に思い出す言葉

たかがバイト。されどバイト

接客業で働いていると、自分の不甲斐なさ、出来の悪さにバイトから逃げたくなる時がある

お客様にとっては、社員であろうがアルバイターであろうが知ったこっちゃない。求めていることに答えて欲しい、それだけ

大学1年生になったばかりの頃、幾度となく母に電話しては「バイト緊張する。失敗ばっかり」と弱音を吐いていた

そんな時、母からLINEがきた
当時は母はまだLINEを始めたばかりで、たどたどしい文が多かったから
少し長めのLINEが来て、母が一生懸命文字を打ち込んだんだなぁと思った


『慣れないバイトお疲れ様。3週間頑張れれば少し慣れるよ。3ヶ月頑張れれば3年頑張れるんだって。
3日頑張れたから、次は3週間頑張れ』

こんな文にファイトー!って言ってそうな絵文字や音符がいっぱい付いてた

とりあえず3週間頑張ろう。3週間だけ。そう思うと、ずいぶん気持ちが楽になったし、励まされた

とりあえず今だけ頑張る)と思いながら書いた仕事のメモ帳は5冊ぐらい溜まっていたし、
そのバイトは結局、3年続いた


また新しく始めたバイトで、
色々と戸惑って、失敗して怒られて、あたふたして、先輩ともあまり喋れなくて

楽しくなくて、つらくて、でも、その度に母からの言葉を思い出してとりあえず次は3ヶ月続けてやるかと思っていた

やっとバイトを始めてから半年経って、嫌われてるとばかり思ってた怖い先輩ともそれなりに笑って会話するようになってたし、
まだ失敗してあたふたする事もあるけど、もう後輩がいるし……

なんだかんだ今は、あの時に辞めてなくて良かったなって思ってる


最後に

バイトをしてて忘れていけないことは、
学生は学業が第一優先だっていうこと

お金は必要だけど、なんの為に必要なのか

ただ遊びに行く為だけじゃなくて、前提として学校に通う、勉強し続ける。その上で必要だからバイトをしている

今の第一優先はなんなのか、少し前までの私はそれを考えなかったから単位をたくさん落としてきた
目の前にある一時的な楽しさしか見てなかった

今は気をつけてる。勉強してたくさん知識をつけてこれからの生活に役立てていきたいし、私の生活を支えて気にかけてくれた人たちに「おかげさまでたくさん学べました」と言えるようになりたい

バイトのシフトに入れないことがあると、ちょっと肩身が狭いなと思うけど

学生なんだし、バイト先の人たちはこっちの生活までは保証してくれないから

自分の生活には自分が責任をもって生きていく